私も同じような思いを抱えていました。社会人だから、親にいちいち許可を取るものではないかもしれません。でも、突然【一人暮らししたい!】というと、何だか両親のことが嫌いだから家を出るみたいで、なかなか言い出すことができませんでした。
そんな自分の意見を言えなかった私が、一人暮らしができるまでを物語調に書いてみました!
- 両親に一人暮らしを言い出せなかった理由
- なぜ、一人暮らしをしようと思ったのか
- 両親をどうやって安心させたのか
一人暮らしがなかなか言い出せない方や何で言い出せないかを、私の実体験と見比べながら読んでみてください!参考になる部分があると嬉しいです。
目次
金銭的理由で30歳まで実家暮らしだった私

今まで一人暮らしをする機会がなかったわけでありません。2度ほど機会はありましたが、どちらも金銭的な理由で断念していました。
【一人暮らしがしたい】と言えず往復5時間の通学
大学では心理学を学びたく、その学部がある大学の入試を片っ端から受けていました。何とか大学に合格しましたが、片道2時間半の道のりでした。
電車は2回乗り換え、さらにバスで大学まで行くので「これは一人暮らしになるよね」なんて淡い期待をしていました。しかし、親と大学の下見に行った帰り道に言われたことは…
母に言われた瞬間絶句しました。ただ茫然としてしまい、【分かった】としか言えませんでした。今思うと、本当に【一人暮らしをしたい!】と思っていたなら、奨学金を多めに借りたり、バイトで生活費を稼ぐようにすればよかったです。
しかし、当時はそんな考えもありませんでした。
むしろ、
- まだ中学生と高校生の弟が2人いるので学費はまだまだかかる
- 一人暮らしをする自信がない
家庭の事情や自分で1人で生活していく自信がなかったため、1度目の一人暮らしをする機会はなくなりました。ただ、このときのことは、
そんな私の思いこみを作るきっかけになりました。
初任給12万円で一人暮らしができない
就職して最初にもらったお給料は手取り12万円。しかも、入社して2年、3年と経ってもほとんど金額は変わりませんでした。
この私の金銭的な不安を見抜くかのように、4~5年ごとに転勤することが多い会社で7年間同じ職場で私は働き続けることとなりました。実家暮らしの恩恵で着々と貯金は溜まっていきましたが、逆に
- 職場にも片道40分程度で問題なく通える
- 毎月貯金もし年間100万くらい貯められる
- 結婚の予定もなし
見事な3条件が出来上がって、わざわざ家を出る理由がありませんでした。

それでも自分一人で自由な時間を使ってみたい!この憧れを捨てることはできませんでした。ただ、この環境の変化がなさすぎる状況で【一人暮らしをしたい!】と言い出すと、
親と険悪な中になることが怖くて言い出すことができませんでした。
親に【一人暮らしがしたい】と言葉にして伝えてみる
このうじうじと【一人く暮らしをしたい!】と思っているとき、ふと思ったのです。
実は親に一度も【一人暮らしをしたい】と自分の気持ちを打ち明けたことがないことに気づきました。
大学生のときに往復5時間かかって通学したことが、親に一人暮らしを反対されていると思い込んでいたのです。なので、思い切って母親に相談すると、
こうして、私は一人暮らしの許可があっさりとでました。
一人暮らしで親を安心させるためにとった行動4選
それからはとんとん拍子に一人暮らしの準備を進めました。30歳という立派な年齢で一人暮らしを始めましたが、初めて子供が一人暮らしをするのは親も心配になります。
なので、そんな親の心配を取り除くために私がした4つのポイントをご紹介しますね!
①物件は一緒に見に行く
これは絶対やったほうがいいです!
やっぱり、親も一人で住む私としても、どんなところに住むのかはとても心配になります!一人暮らしも始めての経験だったので、不動産屋さんに行くのも始めてでした。最初は、
一人で言われてもいない妄想の世間の声をインプットしていたので、不動産巡りは1人で行いました。候補を2つくらいに絞って母親に相談すると、
このときに、何歳になっても親は子どものことが心配なんだ、と知ることができました。そのため、母親を安心させるためにも一緒に内覧に行くことになりました。
不動産屋さんのカウンターで、両親と並ぶことは少し恥ずかしかったのが本音です。でも、実際に一緒に内覧してもらい、両親も周りの環境や防犯面を見て安心してくれました。
②小まめに連絡を取る
これも絶対やってください!特に一人暮らしを始めたばかりの頃はおススメです。
やっぱり親はちゃんと生活しているのか、気になるものです。私は夜に作ったご飯をよく母親にLINEしてました。

こうした素の生活をみせることで、
と安心してくれていました。また写真を送ることで、自炊する意識を持つことができたので一石二鳥でした。
③月に1度は帰る
これは実家とどれくらい離れているかで変化すると思います。私は実家まで電車で1時間ほどなので、比較的に簡単に帰ることができます。
実家に帰っていた理由の1つは、母が心配だったからです。我が家は5人家族で女性は私と母親の2人でした。唯一の女性家族がいなくなると母が一番寂しいと思い、定期的に帰ってました。
帰ることで家族や実家のありがたみも分かるので、1年以上経った今でも2~3か月に1度は両親と会うようにしてます。
④存分に甘える!頼る!
一人暮らしの意見をネットで見ていると、
こんな意見をよく見かけます。でも、私はこの意見には反対です。頼れるならどんどん頼った方がいいです!
私も最初は親に頼らずに生活した方がいいと思っていました。でも、職場にいるパートさんと話しているときにこんなことを言われました。
何歳になっても親にとって何歳になっても”子供”なことには変わらないからね。
この言葉を聞いてハッとしました。
親も頼られることが嬉しい。
そんな風に考えたことありませんでした。実際、このパートさんの言葉通りに頼らせていただいてます。

両親も私の生活している近況も聞けるし、話をするいい機会になっています。変な意地をはらずに、上手に頼ることで私は親といい関係を保っています。
何をしているか分からないから親も反対をする
私はなかなか一人暮らしがしたいと、親に切り出すことができませんでした。今まで、親の喜びそうな意見ばかりいってきた私には勇気のいる行動でした。
でも、今回勇気を出して、自分のやってみたいことを一つ叶えられたことはとても嬉しいです。掃除や料理、お金の管理も全て自分でしないといけません。
親の目を気にせず家でゴロゴロできるのも嬉しいポイント!
なので、一人暮らしをしたことは今でも正解だったと思っています。でも、同時に離れていても親が常に気にかけてくれていることも感じることができました。
やっぱり、今まで手に取るようにどんな生活をしているか分かっていた子が、連絡がこないと何をしているのか分からない!!
これって、親としても不安になるし、だから反対もされるんだろうなと感じました。2つ返事でOKを出してくれた親に、元気で楽しんで生活している連絡を定期的にすること。これが一番最初にできるの親孝行なんじゃないかな、とも思いました。
一人暮らしを親に切り出す方法|まとめ
一人暮らしを親に切り出す正当な理由があれば、言い出しやすいですよね。
- 大学や就職先が遠方
- 結婚
家から通えない事情や独立など理由があればいいですが、それらの理由以外だと親にもなかなか言いにくいですよね。
でも、たった1度の自分の人生です。一人暮らしをしてみたかったら、ぜひ正直な気持ちを親に伝えてみてくださいね。私みたいにあっさりOKが取れるかもしれません。
逆に親と衝突するようだったら、それは親も一人で生活させることが不安なんです。なので、できるだけどんな風に一人で生活していくのかを説明してあげることが大切です。
・一人暮らしの防犯関係はどうなのか?
・食生活など金銭面は大丈夫なのか?
この2つをきちんと説明してあげれば親の不安も小さくなります。そうすれば、きっと私のように新たな人生の一歩を親にも応援してもらえるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。